真空館×Al-jabr「神に逆らう藍の世界」 Al-jabr Comfort-Design Studioにて開催されました。
 期間:
2010.4月20日(火)〜4月25日(日)
 福岡で「正藍染め(本藍染め)」でワークウェアを中心に[shin]ブランドを展開する藍染め職人の田中裕二さんが、Al-jabrの素材とコラボし、眠具まで広げて「正藍」の世界をご覧いただけるイベントを行いました。

 現在市場にはさまざまな「藍染め」が出ています。「すくも藍」「インド藍」「琉球藍」「化学藍(インディゴ・ピュア)」そして割り立て(ブレンド)・・・
 また、藍によく似た色の化学染料ナフトールで染めたものも「本藍染め」として見かけることもあります。

 田中氏は、日本国内では「正藍染め(本藍染め)」とは、「すくも藍(蓼藍)」のみで染め上げられたものを称すべきと提唱し、頑固なまでにそれを貫き通して製作活動を行っています。


 正藍染めは、かつてお百姓さんの野良着を染めていました。これは、正藍染めにより綿の強度が高まり、殺菌作用を持ち、水洗いのみで洗濯が充分なことの知恵からで、現在のように単に「色」として用いていたわけではありせん。

 こうした先人の知恵というべき正藍染めは、白から濃藍色までを濃炎で表現し、別の色を刺すには「草木染め」・・・という掟があり、それ以外の染料を用いるものは邪道とされます。
 しかし、田中氏は、正藍染めの柄の中に平気で化学染料でも色を刺します。出したいイメージのインパクトが草木染めでは出ないためだそうです。

 良いものを作るためには、あえて神である正藍染めの伝統にも平気でそむく・・・そんな柔軟な、そして頑固な世界が田中氏の「藍の世界」です。

 このイベントでは、今までの枠に捕らわれず、田中氏が業界の異端児的ブランドのAl-jabrの素材を用い、正藍の抗酸化力の特性を生かした生活アイテムに挑戦する初めてのコラボレートとなりました。

 今回は本当に沢山の方にお越しいただき、正藍の機能や染色技法など、直接田中氏よりお話しいただき、素晴らしいイベントになりました。

 次回は、今年の秋に再度開催することが決定しております。今回お越しになれなかった方は、ぜひ秋のコラボ展で異端の世界にふれてみてください。
過去のイベントの様子がご覧いただけます>>>